i4talent 藤井です。3月24日付けにてアップした事業統括責任者(アジア・太平洋地域)ポジションのアセスメントサービスについて、さらに進展がありましたので紹介します。
クライアント グローバル製造S社
背景 ここ数年でプロダクトやビジネスモデルの定義そのものが変化している業界の中で、グローバルなサプライヤーとして世界各地で製造・製品提供している。カスタマーである最終製品の製造会社が必要としている部品を安価に調達して提供するビジネスモデルから、カスタマーと長期的なテクノロジーロードマップを共有してカスタマーの戦略を補完するパートナーシップが求められつつある。また、精密品の製造を長らく手がけてきたことによるヒエラルキーの強いカルチャーからオープン・透明性重視でプロアクティブにマトリックス組織のステークホルダーに働きかけるコンセンサス重視のカルチャーに合うリーダーを求めるようになっている。
手がけたタスク 本国に帰国する事業統括責任者(アジア・太平洋地域)レベルのポジションに対する後任候補のアセスメント
インタビュー・フィードバック 英語
レポーティング 英語
S社内部の候補者(グローバル)と外部の候補者複数名のインタビューを行いました。複数のビジネスユニットを統轄し、グローバルでの売上の半分近くを占めるアジア太平洋地域に責任を持つC-Suiteポジションの候補者選定ですので、選定基準に沿ったインタビューとレポートを行うことにプレッシャーがありました。アジア・太平洋地域の人事責任者とのディスカッションの内容もハイレベルでした。
実感したのは、混沌とした事業環境の中でも事業の成長機会を見つける仮説検証能力と、チームメンバーや関係者をエンゲージしエンパワーする能力の両方が求められていることです。特に後者は、コロナ下でオンラインで仕事を進めることが求められる中で、相手との信頼をどう築くかという難易度高い中でも必須だと思います。
最終的に候補者のひとりにジョブオファーがなされ、受諾されてめでたくケース終了となりました。また、選ばれなかった方々にもフィードバックのプロセスが用意され、インタビューを受ける方にもフェアな仕組みとなりました。
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